■JR各社交渉報告(バクバクNo.73 、2007年4月25日発行より))
昨年(2006年)11月に、JR各社に対して、快適で円滑な利用を求める要望書を提出いたしましたので経過を報告いたします。
JR東日本、JR九州は広報室を通して車両製造、お客様相談部門の方々をバクバクっ子、家族の面談の席で回答をいただきました。JR東海は面談はかないませんでしたが郵送受付、書面にて回答をいただきました。JR西日本は問い合わせの段階で「個人・団体のお客様からのご意見・ご要望はお聞きするが、回答はいたしません(マスコミ対応のみ)」とはっきり言われました。誠意が感じられず残念ですが、現在、社長宛郵送、回答待ちです。
各社、考え方や対応が違うことから、ストレッチャー式車いす、電源使用など少数利用者の要望を切り捨てることの無いように訴えていかなければなりません。在来線においては、主要駅以外は施設整備の遅れはあきらかです。エレベーターや階段昇降機が無ければ今までと同じように人海戦術によるホームへの移動です。子どもたちが毎回危ない・怖いと思うように、駅職員も重量が50〜80kgほどになる車いすを4人で運ぶ時は同じように思っているはず。社内の声が本社まで届いていないということも分かりました。私たち利用者の声と現場職員からの報告や安全面の提案が確実に本社まで届き、改良や工夫に拍車がかかることを期待します。
今後、新幹線ルートはありませんがJR北海道、四国にも環境を整えてもらうため要望書を提出します。各JRの回答をまとめた上で公共交通機関の指導監督先である国土交通省に意見書提出を予定しています。皆さんのご意見や要望は随時お聞かせください。
| ※JR九州については、乗車の際に誓約書等の書類提出は求めていない ということで、要望項目の1は削除した上で、要望書を提出しています。 |
2006年 11月 日
JR東日本旅客鉄道(株)
JR東海旅客鉄道(株)
JR西日本旅客鉄道(株)
JR九州旅客鉄道(株) 御中
人工呼吸器をつけた子の親の会
<バクバクの会>
会 長 大 塚 孝 司
【事務局】大阪府箕面市坊島4−5−20
みのお市民活動センター内
TEL/FAX 072−724-2007
要 望 書
貴社におかれましては日頃より公共交通機関としてすべての利用者の「安全で快適な移動」の実現にむけご尽力いただき感謝申し上げます。
私たちは、人工呼吸器をつけて暮らす子どもたちが、“ひとりの人間・ひとりの子ども”として、地域社会の中であたり前に生きていくためのより良い環境づくりをめざして活動している親の会です。
昨今、ノーマライゼイション理念が社会へ浸透し、本年6月「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー新法)も制定されました。今後、障害者等が自立した日常生活及び社会生活が円滑におこなえるよう、より配慮することが強く求められており、なかでも、公共交通機関を利用した移動の利便性及び安全性の向上・促進は急務となっております。
貴社におかれましても、これまで、交通サービスを提供する主体として、全ての利用者の利便の向上を図る観点から、公共交通機関の旅客施設及び車両等の整備、適切な情報の提供、職員に対する適切な教育訓練のそれぞれについて、関係者と連携しながら適切な措置を講じていただいてきたことと存じます。
しかしながら、私どもの子どもたちが修学旅行、中・長距離旅行等で新幹線、在来線を利用するにあたり、事前の問い合わせの段階でよく話も聞かず乗車は無理と判断されたり、不必要と思われる書類をもとめられたり、不適切な発言を受けたり等、とても不愉快であったり、不便な思いをしております。
今後、子どもたちが楽しく快適な移動が円滑にできるよう対策をお願いいたしたく、次の通り要望いたします。
要 望 事 項
1. 医療乗車ではないので申込書・申請書・同意書・誓約書等の書類提出は求めないでください。
2. ストレッチャー式車イスに対応した旅客施設・車両等のバリアフリー化を迅速に進めてください。
・ エレベーター、乗車口、デッキ、通路、車いす席、車イス用トイレ、多目的室の広さを確保してください。
・ 電源コンセントの場所・確保等、案内情報を提供してください。
・ どの車両でも車イスで乗れるようにユニバーサルデザインに取り組んでください。
3. 全職員に対してバリアフリー新法を周知徹底し、乗車拒否や制限が無いよう適切な教育を実施してください。
4. より良いサービスの実施に向けて社内における創意工夫と、現場からの意見をすい上げ活かしていくために、関係者と当事者参画の意見交換の場を設けてください。
5. 全ての要望に対して地域格差のないよう、各JR関係者と連携しながら措置を講じてください。
以上の点について是非、お目にかかり、ご回答をいただきたく存じます。ご都合の良い日時を、お知らせくださいますようお願いいたします。
・日時 2006年11月24日
・場所 JR東日本本社会議室
・出席者
【JR東日本】
伊藤喜彦氏(鉄道事業本部 営業部 課長 設備グループリーダー)
小関 崇氏(お客さまサービス部)
藤井威人氏(鉄道事業本部 運輸車両部課長 車両新造技術グループリーダー)
谷口秀之氏(鉄道事業本部 運輸車両部 副課長 車両基本計画グループ)
野口 仁氏(広報部 企画・広報グループ 副課長)
保田暢彦氏(広報部 企画・広報グループ)
【バクバクの会】
大塚(会長) 星名(副会長) 永廣(東京支部幹事)
桃原純平(バクバクっ子) 桃原(母) 深水紳平(バクバクっ子) 深水(母)
関原(賛助会員・介助者)
・討議内容(バクバク73号参照)
・日時 2006年12月22日
・場所 JR九州博多支社
・出席者
【JR九州】
有光雅美氏(サービス部 サービス課 課長代理)
榎 清一氏(運輸部 車両課 主査)
渡部太志氏(鉄道事業本部 営業部 営業課 副課長)
吉住信哉氏(鉄道事業本部 営業部 営業課)
原 敬子氏(総務部 広報課)
【バクバクの会】
穏土(副会長) 田中大貴(バクバクっ子) 田中(母)
原野詩雛(バクバクっ子のきょうだい) 原野(母)
・協議内容(バクバク73号参照)
・回答日時 2007年1月
・回答内容(バクバク73号参照)