風を感じて

先日、私の所属する職場の営業関係の総決起集会があり野田聖子総務大臣が出席し、講話があった。冒頭、自身の息子さんのことを語られ、気管切開をして、人工呼吸器や胃ろうにも触れ医療的ケア児が家の近くの学校に通えないのはおかしい。これを何とかしたい。党の枠組みでなく政治家としての思いを語られた。今回は社員の激励と言う名目であったが、冒頭この話があり正直驚いた。

 

この様子をLINEで妻に送ると「バクバクの会のはじめどんです!うちの子も医療的ケア児です!と、大声で叫べ!」と無茶ぶりをされましたが、さすがに大臣ともなると屈強そうなSPがべったり2人もついていて、怖くて声をかけるなんてとんでもないことだし、すぐに帰られたので、果たせずだった。

 

しかし、本題はこの後である。懇親会の歓談の中で、何人もの人が「たしか、お子さんは地域の学校行ってたよね」とか「もう何年生になったかね」とかいろいろ聞かれ、そのたびに「ええ、地域の普通学級に毎日通学しています、3年生になりました」と話した。 

 

毎年の年賀状・暑中葉書で、まわりの人に、報告してきた草の根的な細々とした活動の成果もちょっと感じたりもしたが、今回の野田大臣が医療的ケア児についてお話されたことで、世間の目も少しづつこちらに向き始めているのかなと感じた。行くまでは、3連休の頭にかったるいな、という気持ちで出席した決起集会であったが収穫があって良かった。

 

遅々とした歩みではあるかもしれないが、確実に風は吹き始めている。