緑の騎士 ルビー Ⅰ

息子を支える力士たち(車いすのこと1.28 3.4参照)の申請を終え、車での外出が増えるようになると、乗り降りするときにどうするかという問題が出てきた。

 

乗るときは息子を車いすから降ろし、呼吸器と息子を同時に乗せるか、いったん分離してアンビューバッグ(という手動式呼吸器)で押しながら乗せることになる。降ろす時も同様の作業が必要となる。大変に手間もかかるし、呼吸器がゆるんだりして外れてしまわないか、など安全面でも不安がある。

 

やはり、車いすと息子と呼吸器を一度に乗せるのが一番良い、そうなると車を福祉車両に買い替えるのがベストだろうということになった。

 

バクバクっ子必携書の便利手帳には福祉車両のコーナーがあり、車いすのまま乗降できるスロープ、リフトなどが紹介されている。これを参考に、まだ車いすはできていなかったが、福祉車両がどんなものかリサーチするためにディラーヘ行ってみた。実車はなく、数台ある福祉車両のカタログから検討することになった。

 

予算面と、軽自動車しか運転したことがない妻でも不安なく運転ができるだろうということと、それから車いすが助手席うしろの場所まで乗せられるラクティスにしようということになった。車種は決まったものの車いすと車のマッチングが必要なので、車いすの担当者とディラーの担当者が現物を持ち寄って検討してくれることになった。

 

ここで事件が起こった。