新年のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。

昨年は新型コロナで明け、新型コロナで暮れた1年だった。学校は一斉休校となり、オリンピックも延期。そして今年もこのウイルスは世界中で猛威を振るっている。

人工呼吸器という言葉が連呼され、パルスオキシメーターの認知度までがアップした。

息子たちバクバクっ子にとってこれらのマシンは、生命維持はもちろんだが、生活していく上でのパートナーという側面がある。あまりにもネガティブなイメージばかりが植えつけられるのも困りものだなと感じる。

とりもなおさず「いのち」について考えさせられる1年であった。

バクバクの会では「いのち」について、約10年前に『命の宣言(文)』を出している。

 

いのちの宣言(文)

 

<ひとつ>

 

わたしたちは、みんな、つながっているにんげんです。

 

いっしょうけんめいにいきています。

 

 

<ふたつ>

 

いま、せかいは、いのちのじだいです。

 

わたしたちには、そのいのちを、ひとりのにんげんとして、

 

たいせつにすることが、もとめられています。

 

 

<みっつ>

 

どのいのちも、ころしても、ころされても、じぶんでしんでもいけません。

 

とおといしにかたは、ありません。

 

とおといいきかたと、とおといいのちがあるだけです。

 

 

<よっつ>

 

わたしのかわりも、あなたのかわりもありません。

 

わたしたち、にんげんは、わたしのいのちを、せいいっぱい、

 

いききるだけです。

 

 

<いつつ>

 

わたしたちは、わたしたちのいのちをうばうことをゆるしません。

 

わたしたちは、わたしたちをぬきに、わたしたちのことをきめないでとさけび、

 

ゆうきとゆめ、きぼうをともだちに、にんげんのいのちのみらいにむかいます。

 

 

バクバクの会~人工呼吸器とともに生きる

 

(旧:人工呼吸器をつけた子の親の会)2010.07.31

 

この宣言は、バクバクっ子に限らず、生きとし生けるすべての人に当てはまるものだと思う。

今年は息子にとって激動の年になる。

今こそ、この「いのちの宣言(文)」を胸に立ち向かっていこうと気を引き締めている。

次回は時を戻して小学校付き添い編を予定しています。